Impressions 3

コンベンションでは必ず入口でプログラムが渡される。誰のブースが何処に有るか、一目で分かるようになっている。インターネット上でイベントの告知の際、各参加アーティストのウエブサイトのリンクからお客さんも自前に誰に彫ってもらおうかと決められる。
そして、会場に着いたら先ずはパンフを頼りにブースを探す。

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こんな感じです。で、よく見たら…

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???YAKUZA???
何で?と俺も思い、行ってみました。

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ハイ。一応、ストリートファッションブランドとの事です。
こいつら、意味わかってんか?

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ハイ。一応、ショッピングバッグ、キーストラップ、”893″ってプリントされてます。服もよく見ると、同じように”893″ってプリントされてます…
これ、いいんか?(笑

まあ、以前も書いたようにステレオタイプとでも言いましょうか。イメージは人それぞれの勝手なんで。
日本でも海外に行く際、絶対着ちゃダメな服装で街を歩いている人を一杯見かけます。
それはアメリカ西海岸のストリートギャング風であったり、凶悪バイクチームのロゴを模った服であったり。それ以外では”FxxK” と大きくプリントされているT-シャツもその部類に入ります。
もちろん着ている人には悪意が無かったり、意味が知らなかったりと言うのはあると思う。タトゥーと通じるとは思うんだが、責任を持って選べよと。
その服装やタトゥーの柄で誰かに不愉快な思いをさせたり、何処かのギャングや犯罪組織と勘違いされたら、その覚悟の上で着て行けよと。

しかし、逆に”日本”というイメージを”売り”にしている海外のコンベンションンに参加しているタトゥーアーティストはどうでしょう?
何故こいうのに食いつかないのかな?
”日本”というイメージを全てひっくるめたら、日章旗、刀、侍、武道に続いて、コスプレ、アニメ、ゲーム等もワンセットで付いてくるんですが。。。

その流れでこのブランドも来ていると思った。”ギャングスタ”、”チョロ”ファッションの延長で”そうだ!日本のヤクザだ!”とここのオーナーは思ったに違いない。
それがファッションとカッコイイとどう結びつけるのは彼のセンスなんで。
要するに、”臭い物に蓋をする”というのは出来ないという事です。
自分が思っているイメージと傍から見られているイメージは必ずしも一致はしないという事。

それを受け入れ、タトゥーと言うツールを通した時に自分は何を表現出来るのかと。
ただ日本から来ました、だからこれでしょう?というのを取り壊し、全てゼロからリセットするという道を僕は選びました。
だから、”日本ではこうなのか?”と聞かれたら”それは理想であって、必ずしも現実ではない”と答える事もある。
要するに、外国人が憧れの気持ちで見ている”ジパング”と日本人が逆に”ジャポニズム”と思って提供しているイメージは違うという事であり、その二つギャップの”穴埋め”がこれ以上大変になる前に自分のタトゥーでどんどん表現していかないとダメだなと思っている日々。

まだ偉そうな事は言えないと渋々は分かってはいるが、自分に言い聞かせている事です。そして何時かは全ての”世界”のイメージが一つの”カッコイイタトゥー”としてお客さんに着せられたらいいなと。

Published by

Carlos aus Tokyo

International player, attitude holder, tattooist of the masses. ロス、リオ, 東京, アムス、アントワープ、リエージュ、ドルトムンド、ケルンと世界を渡り、彫り歩く。タトゥーはその土地土地の空気を表す手段という解釈で今日も胸いっぱい彫ります